香港のビクトリア・ハーバーで6日、正体不明の飛行物体が目撃され、UFOではないかと話題になった。香港メディア東網8日の報道で分かった。
香港メディア東網の報道によると、 目撃されたのは6日午後4時ごろ、市民の謝さんが香港九龍半島南部の住宅・商工業地域である紅磡(こうかん)海のそばで釣りをしていたところ、北角付近の海辺の上空に銀色をした未確認飛行物体を目撃した。空中を旋回しながら西環(せいわん)の方向へ飛行し、約10分後姿を消したとのこと。謝さんは、当時多くの市民が地上でその物体を目撃して皆驚いた。現場近くをヘリコプターが飛行したが「ヘリコプターよりも高い位置を飛んでいた」と述べた。
謝さんはまた、その未確認物体は航空カメラのような形ではなく、高く飛んで光を反射し、空中で旋回して飛行することができると付け加えた。彼はその光景に驚き、興奮し、UFOか宇宙ステーションではないかと疑った。
天文台はその後、これまでUFOに関する市民の報告を受けていないとメディアに返信した。
同日、香港の新界(しんかい)のティンシンコート(中国語:天盛苑)付近で、月色を撮影している際、上空で不明な発光体を撮影した人もいたという。映像では、オレンジ色の楕円形の光点が、月と星の間で漂いながら、夜空で急に飛び跳ねたり、急に静止したりしていた様子が映っている。
実は、香港では過去にもUFOの疑いがある事件が頻繁に起きている。東網の報道によると、11月6日、西貢市の飛鵝山で航空カメラを操作していた目撃者が、正体不明の光が飛んでくるのを目撃し、すぐに撮影したという。
1980年代初めに、香港島の南側に位置する巨大な団地・華富邨で大勢が謎の飛行物体を目撃した事件は「最も有名なUFO事件」として広く知られている。
この騒動は中国でも報じられ、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では一時トレンド1位に上った。ネットユーザーからは「人のようにも見える」「ウルトラマンが来た!」「UFOの話題なんて久しぶりだな」「中国のハイテク機器か、米国の差し金か」「中国製ドローンの新製品かも」「中国の宇宙ステーションでは?」といった声が上がっている。
(翻訳・藍彧)