「香港民主の女神」としても知られている周庭氏(アグネス・チョウ、25)は、「2021年に最も影響力のある25人の女性」の1人としても選出され、同じく今年ランクインの台湾の蔡英文総統と並んだ、とフィナンシャル・タイムズ紙が2日発表した。
英経済紙フィナンシャル・タイムズが発表した最も功績を残し、影響力がある女性を表彰する「2021年に最も影響力のある25人の女性」(The FT’s 25 most influential women of 2021)リストは、「リーダー」「ヒーロー」「クリエイター」の3つの分野に分かれている。周氏は、「ヒーロー」分野で選ばれた。
フィナンシャル・タイムズ紙は周氏について以下のように紹介した。周庭氏は、15歳で中国共産党の洗脳授業である「道徳と国家教育」に反対するデモに参加し、最終的に香港政府を譲歩させることができた。これにより彼女の将来の政治家としてのキャリアと、民主主義のための戦いへの道を切り開いた。しかし、中国共産党が香港を弾圧してから状況は一変した。周氏の政治的盟友である元香港衆志事務局長の黄志峰(ジョシュア・ウォン)氏はすでに刑務所に監禁されている。
周氏は昨年8月に香港版『国家安全維持法』違反の疑いで逮捕された。度重なる逮捕の後、ドアベルのチャイムやノックが怖くなったと言っており、その後、警察本部で無許可の集会に参加したことで、約7カ月間投獄された。
(翻訳・徳永木里子)