中国北京市海淀区で2日、黒竜江省ハルビン市から来た1人がPCR検査で陽性反応を示し、上海市で2人、ハルビン市で3人の新規感染者が確認された。複数の都市で感染が確認されており、北京冬季五輪開催の雲行きが怪しくなっている。
中国公式メディアの報道によると、北京市海淀区は2日、11月28日に到着した1人(ハルビン在住)のPCR検査結果が陽性であることがわかった。同感染者は1日、海淀区の検査センターでPCR検査を受けたところ、陽性だと判明した。また、上海市当局公式メディアの報道によると、2日には上海で新規感染者が2人確認された。ハルビン市の関係者によると、ハルビン市でも同日新規感染者が3人確認されたという。
来年2月の北京冬季五輪を控え、北京では現在も積極的に準備が進められているが、感染拡大や国際的な外交ボイコットが相次ぎ、大会の先行きがさらに不透明になっていると、複数のメディアが報じた。
報道によると、北京は現在、海外からの観客を受け入れない方針を固めているという。11月初旬、ボブスレーのテストに北京に到着した外国人選手と、濃厚接触者の感染が確認された。五輪スタッフは直ちに大会が発行した防疫マニュアルに基づいて、隔離などの緊急処置をした。これらの予防措置により、大会の準備が困難になったり、個人または多数の選手が隔離のために競技ができなくなる見通しとなっている。
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(翻訳・徳永木里子)