バルト三国の国会議員が台湾に到着(游錫堃立法院長Twitterより)

 リトアニア議会のマタス・マルデイキス友台グループ主席が率いるバルト3国の国会議員団10名が28日早朝、台湾北部の桃園国際空港に到着した。中華民国の游錫堃(ゆう・しゃくこん)立法院長(国会議長)は、真っ先にFacebookに投稿し、民主主義と自由を愛するすべてのパートナーが台湾に来て交流することを心から歓迎すると表明した。

 マルデイキス主席が率いる国会議員団には、ラトビア友台グループのヤニス・ヴュカンズ主席、エストニア友台グループのユリ・ジャーンソン主席など、3カ国の国会議員計10名が参加した。中華民国の外交部(外務省)や立法院(国会)などが12月2日から3日にかけて台北市内のホテルで催すフォーラムに出席する。外交部によれば、バルト3国の国会議員は蔡英文(さいえいぶん)総統との会談も予定されている。

 今回の訪問は、国際的に注目されるため、リトアニアのマティヨサイティス氏は、出発前に自撮り写真をSNSに投稿し、台湾に赴くことを示した。

 バルト3国の国会議員団の訪台に対して、中華民国の民進党立法委員である王定宇氏も同日の朝、「自由で民主的な台湾が、剛毅(ごうき)、勇敢、民主的な友人たちを歓迎する」とFacebookに投稿した。

 また、台湾とバルト3国には4つの共通点があると語った。「台湾とバルト3国は、自由と民主主義の最前線にあり、独裁大国の脅威にも同じように直面しており、独裁統治の過去もあり、主権独立を追求した歴史もある」

 「民主主義国家は互いに支え合い、自由経済を共に発展・繁栄し、信仰の価値をはっきり示すべきだ」とも考えている。

 この他に、ベリーズ議会議長、メキシコ国会議員、全米民主国際研究所(NDI)の会長とアジア太平洋ディレクターも来台し、この盛業を援助するという。そのため、游錫堃氏がFacebookで「民主主義と自由を愛するパートナーの皆さん、台湾への交流を歓迎する」と述べた。

(翻訳・徳永木里子)