中国雲南省河口ヤオ族自治県は11月、逮捕された同県の橋頭郷の防疫職員である王宝龍に対し 、懲罰の通知を発表しました。本人のみならず、直系家族にも厳しい罰を与え、村にも波及した連座制の罰を与えました。
王は先月6日、不法入国したベトナム国籍1人が中国国境を越える際手伝ったとして、警察に逮捕されました。
同通知によると、村で張り紙をし、テレビなど公的手段を通して王の犯罪を周知させます。 また、王宝龍の運転免許証、自動車通行証、運輸許可証を押収し、銀行口座も凍結し、携帯電話の通信とネット通信のサービス使用も禁止します。
同時に、王の直系親族に対し、会社や個人事業を起こす権利などを剥奪し、一連の福祉手当も取り消します。また、親族が軍隊、公務員になることが禁止されます。王の子どもも私立学校に通う権利が剥奪されました。本人と親族以外にも、王の村が申請したプロジェクト資金や金融補助金なども取り消されました。
中共はこのような連座制を犯罪者だけに使うのではなく、敵と見なすいかなる人に対しても同じように使っています。特に法輪功学習者への迫害で大規模に使っているようです。
連座制は中国封建時代からあった制度ですが、清朝は1905年に連座制を廃止しました。いまだに連座制を使っている中国は法治国家とは程遠いです。
(新時代Newsより転載)