中国江西省南昌市贛江新区(かんこうしんく)にある製薬工場の寮が22日、何の前触れもなく倒壊し、倒壊面積が約430平方メートルに及んだ。当局は4人が死亡したと発表した。事故の原因は現在調査中。
中国メディアによると、倒壊した建物は贛江新区にある旧白馬廟製薬工場の6階建ての職員寮である。4人は行方不明になったが、23日未明4時頃、その遺体が見つかった。
報道では、高さんという男性の話によると、寮は1階を除き、2階から6階まですべて倒壊し、中にいた数人が生き埋めとなった。白馬廟団地の敷地内には、1990年代に建てられた6棟の職員寮の建物があったという。「これらの建物はずっと前に建てられたもので、品質も良くなく、ほとんどコンクリートのブロックで、セメントがあまり使われておらず、しっかりしていない」と、高さんが述べた。
逃げた住民の一人は、「窓がガタガタと鳴り出したので、慌てて家族全員で外に逃げ出した。外に出た途端に建物が倒壊してしまった」と語った。脱出の過程はかなり恐ろしかったという。
(翻訳・徳永木里子)