ホンジュラス大統領(パブリック・ドメイン)

 中米ホンジュラス共和国のフアン・オルランド・エルナンデス大統領は12日、中華民国(台湾)を訪問した際、中国共産党の軍用機が昼間に4機、夜に2機が台湾南西防空識別区(ADIZ)に侵入した。

 エルナンデス大統領は13日、台湾への支援を改めて表明した。これは新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎、COVID-19)の発生以来、ラテンアメリカからの友好国から初めての大統領訪問団となった。

 中華民国国防省の「即時軍事動態」によると、12日、中国共産党軍機のJ-16戦闘機2機とJ-11戦闘機2機が、昼間に東沙島北東空域から台湾南西防空識別圏に侵入した。夜にはJ-16戦闘機2機が再び侵したという。

 エルナンデス氏は「困難な時にこそ、友のことがよく分かる」として、「この地域で緊張が高まっている今、ホンジュラスはここにいる。わが国は常に台湾に寄り添う」と述べた。

(翻訳・吉原木子)