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愛情と理解があるからこそお互い支え、共に成長し、家族はもっと幸せになれる
家に着くと妻は私に聞いた「デートはどうだった?」。
「よかったよ。でも何で提案してくれたの?」
妻は「結婚する前、私は愛情を切望している女の子でした。愛の困難にも直面したし、愛情が不完全なことも『理解』した。愛のために『理解』して一歩引き下がることも学んだ。結婚後、あなたの習慣も『理解』した。生活方法や価値観の相違も、この家のために『理解』で自分の生活方法と価値観を変えました」
「子供が生まれてから、育て方は違ったけど、私たちは同じ目標、つまり子供に最善を尽くし、彼に無限の未来を与えることがわかっていたから、「理解」は要らなかった。この目標のために、摩擦もだんだんなくなり、子供を愛し、子供を育てる、そして子供の世話をする。夫がそばにおり、夫婦でお互いに支え、そしてともに成長していくことは女性として最も幸せなことでしょう」
「子供が私から離れる日はいつかやってくる。そして子供を育てることができなくなり、子供も私の世話を要らなくなることがわかっている。幸いなのは、その日がきてもあなたがまだそばにいる、そして二人で一緒に人生の旅を歩いていくことができる」
「ただあなたのお母さんには、あなただけがいる。あなたしかいないのだ。女性は愛情、結婚、子育てを経験した後、望むことは多くない。そして重ねる「理解」のために、「ほしい」と言う能力も失ってくる」
妻の話を聞いて、私も同感した。
今までも母のことは気にしていた。元気であるか?足りないものあるのか?しかし生活の些細なことが母への懸念を払拭している。あの夜観なかった映画ように。映画館はまだやっていたが、あの時間は私にとって遅い時間だった。
突然の母の死、息子への最後の贈り物
数日後、母が急に心筋梗塞で亡くなった。
あまりにも突然であり、彼女に何かをする時間はなかった。
葬式で母はあの夜と同じコートを着ていた。これは父が彼女に送った最後の結婚記念プレゼントであることをその時初めて知った。
数日後、手紙が届き、レストランを予約した領収書も同封されていた。
手紙にはこう書いてあった。「前払いで二つの席を予約しました。一つはあなたの、もう一つはあなたの奥さんの席です。あの夜が私にとってどれだけ重要だったのか、あなたには永遠にわからないでしょう。少し時間を作って奥さんにも同じサプライズをしてあげてください。永遠にあなたを愛している母より」
愛している人のために時間を作ろう、家は永遠に私たちの避難港
手紙を読んだ瞬間、なぜあの時「愛している」と言わなかったのかと後悔した。人生の中に、家族より大切なものはないのだ。家族と一緒に過ごしている時、永遠に「遅すぎる」と言うべきではないのだ。
(おわり)
(翻訳・謝如初)