北京五輪ボイコット東京大会(看中国/Vision Times Japan)

 世界中で北京五輪への外交的ボイコットが相次いでいる中、市民団体「北京五輪・ボイコット推進集会・デモ実行委員会」による「北京五輪ボイコット推進集会デモ」、シンポジウムや街頭宣伝などが12日、都内で行われた。

 同日正午、東京・日比谷公園に約150人のデモ隊が集結。中国の人権侵害に反対する人々は「人権侵害国家に五輪開催資格はない」「北京五輪反対の声をあげよう」と記された横断幕を掲げ、日比谷周辺をデモ行進した。午後からは街宣も行なわれた。

 同委員会は複数の市民団体やグループ、個人によって結成された。同日の決議文では、北京冬季五輪を開催予定の中国共産党に、五輪憲章に反して人間の尊厳性を保持するかけらもないと発表した。日本の決断には、世界と日本、および人権蹂躙(じゅうりん)されている人々の運命がかかっている。中国共産党が新疆ウイグル自治区、チベット、内モンゴル、香港への弾圧、生体臓器移植などの凶行を放棄しないため、同委員会は北京五輪を外交的ボイコットするよう日本政府に求めた。

 また、世界を苦しめている新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)のパンデミックも、その元凶は中国共産党だと指摘し、国際査察を受け入れて相応の責任を取るようにと求めた。

(看中国記者・徳永木里子)