欧州議会の「偽情報を含む、欧州連合(EU)のすべての民主的プロセスへの外国の干渉(INGE)」に対応する特別委員会の代表団が3日、台湾に到着した。EUの公式代表団としては初で、5日まで台湾に滞在する予定。中華民国の蔡英文総統は4日、総統府で代表団のメンバーを迎えた。
中央通訊社(CNA)によると、中華民国総統府の張惇涵報道官は、蔡総統が4日に総統府で訪問団を迎えることを明らかにした。総統府は、ラファエル・グラックスマン委員長をはじめとする特別委員会代表団の台湾訪問を心から歓迎する意を表した。
欧州議会の公式代表団が初めて台湾を訪問したことは、台湾とEU間で協力と交流が深まっていることを示す重要な意義があると、張報道官が指摘した。
張報道官は、今回の交流を通じて、台湾と欧州の民主主義パートナーが経験を共有し、意見を交換し、協力して民主主義の健全性と深化を確保し、誤報や外国勢力の侵入などの大きな課題に直面しながらも、民主主義、自由、人権の普遍的価値に貢献し続けられることを期待していると述べた。
(翻訳・徳永木里子)