中国軍機が10月31日と11月1日の2日連続で、日本の防空識別圏に侵入し、台湾の東部空域を旋回して偵察・情報収集を行ったため、航空自衛隊は厳戒態勢を敷き軍用機を出動させて状況を監視した。
中国軍機3機が10月31日に、東シナ海から宮古海峡を通って台湾の東側空域に入って、「台湾を周回する飛行訓練」を行った。航空自衛隊は直ちに戦闘機を派遣して警戒飛行を行った。その後、台湾軍機も空域を警戒し、駆逐を行った。
これに対して、防衛省統合幕僚監部は1日に、公式ツイッターで「10月29日~31日、東シナ海及び太平洋において、領空侵犯のおそれがあったため、空自南西航空方面隊の戦闘機が緊急発進し、対応しました。防衛省・自衛隊は、引き続き、我が国の領域と国民の皆様の平和な暮らしを守るため、24時間365日、対応に万全を期していきます」とツイートした。宮古海峡を通過した中国の軍用機2機は、それぞれ情報収集機Y-9と対潜機Y-9であると明かした。
(翻訳・吉原木子)