香港版国家安全維持法(国安法)の下で、香港は中国本土と同様にすでに言論の自由を失っており、その影響はマカオまで波及した。マカオの独立系メディア「マカオ・コンシーラー(Macau Concealers)」紙はこのほど、予告なしに休刊し、そのFacebook(フェイスブック)ページも一時閉鎖した。
同紙は10月19日、フェイスブックのファンページで「未曾有の環境変化と資源不足のため、ソーシャルメディア『マカオ・コンシーラー』は2021年10月20日午前0時をもって運営を終了する」とのお知らせを発表した。
ラジオ・フリー・アジアのインタビューに応じた「マカオ・コンシーラー」の元副社長、崔子ショウ氏は、これはマカオの若い民主主義者たちの、あえてレッドラインを踏み外さないという強い自己防衛意識を反映したものだと語った。
(翻訳・藍彧)