アメリカ空軍の軍用機「WC-135」(愛称:コンスタント・フェニックス)が10月31日、南シナ海に現れ、「カール・ヴィンソン」空母と日本海軍と南シナ海で共同行動を展開した。これは、中国とロシアに対する日米共同の警告であると考えられる。
中国のシンクタンクである北京大学「南シナ海戦略態勢感知(SCSPI」は10月31日、公式ウェイボー(微博)で、米軍の軍用機5機が同日早朝に南シナ海上空に現れ、その中には放射性粒子(核爆発)をリアルタイムに探知できる能力をもつ「WC-135」も含まれていると明かした。
同日夜、SCSPIは、南シナ海のナトゥナ諸島北東海域で空母打撃群「カール・ヴィンソン」、沿岸戦闘艦「ジャクソン」、日本海上自衛隊のヘリコプター搭載駆逐艦「かが」が共同行動を行っている様子を人工衛星が捉えたと、別のメッセージを掲載した。
タイミング的には、日米今回の行動は、中露が日本の海上のチョークポイントを2回も通過したことへの対応と警告とみられる。
(翻訳・吉原木子)