IEEEのホームページ(Vision Times Japan)
米政府によるファーウェイ輸出規制のため、アメリカのグーゴル、インテル、クアルコムなどの企業はファーウェイとの取引を止めた。最近、世界最大の専門職団体IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)はこの団体に属するジャーナルの編集委員と論文審査員からファーウェイの職員を排除した。
今週水曜日(5月29日)、IEEE内部の電子メールの内容によると、米国政府によるファーウェイ輸出規制のため、IEEEに所属するファーウェイ職員がジャーナルの編集委員と論文審査員の仕事を止めない場合に、IEEEは法律上のトラブルに直面する可能性があるとされた。IEEEは、ファーウェイの職員をジャーナルの編集委員と論文審査員から排除する以外の選択肢を持たない。
IEEEは1963年1月1日設立され、電気および電子工学、電気通信、計算機工学等の研究領域における最大の専門職団体だ。会員数は42万人を超え、ニューヨークに本部を置いている。IEEEは毎年140種類のジャーナル誌を出版し、電気・電子工学および計算機科学の分野で、総発行量の30%以上を占める多くの文献を発行している。
ボイス・オブ・アメリカによると、IEEEの決定は米国政府の規制が産業界から学術界にまで及び始めた証拠である。非営利団体であるIEEEは米国のニューヨークで登記されているため、米国の法律を守らければならない。
現在、半導体技術の標準化を行う組織であるJEDEC(半導体技術協会)、無線LAN製品の普及促進を図ることを目的とした業界団体であるWi-Fi Alliance、PCIとその関連規格の策定と管理を行っている組織であるPCI-SIG (PCI Special Interest Group)、及びUSBインプリメンターズ・フォーラム(USB Implementers Forum)など国際標準化機構はすでにファーウェイとの協力関係を中止した。
(翻訳・黎宜明)