北京市豊台区で19日、甘粛省からの新規感染者1人が確認された。これまでのところ、10月の大型連休後に発生した今回のクラスターでは、甘粛省、内モンゴル自治区、陝西省、湖南省、貴州省、寧夏回族自治区、北京市など7つの省・市に至り26人の感染が確認された。発生源は甘粛省張掖市(ちょうえきし)、嘉峪関(かよくかん)、内モンゴル自治区エジン旗などの観光地であると指摘された。
中国公式メディアの報道によると、19日の0時から13時の間に、北京市外からの新規感染者1人が確認された。同感染者の戸籍は甘粛省武威市(ぶいし)であり、現在は北京市豊台区恒富中街に在住している。15日、寝台列車で北京に向かう途中、同じ車両に乗っていた寧夏回族自治区の感染者である艾さんの寝台に隣接していた。17日、喉の違和感、咳が出て、18日、艾さんが感染したと確認されたというニュースを見てから、管轄する疾病予防管理センター(CDC)に連絡し、19日に感染が確定された。現在、関連する団地は封鎖され、関係者は14日間の厳しい自宅隔離と7日間の健康監視が実施されている。
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北京市豊台区の恒富中街団地では、住民は朝起きると団地が突然封鎖されていることに気づいた。当局は、予防と消毒のために、多くの防疫スタッフを感染発生地区に派遣した。
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貴州省遵義市匯川区(かいせんく)で、甘粛省などの滞在歴のある感染者1人が確認された。18日、遵義医科大学と団地1つを封鎖し、全住民にPCR検査を実施した。
(翻訳・徳永木里子)