中国・蘇州市姑蘇区の幹部37人がこのほど、会議中にスマートフォンをいじったり、動画を見たり、長時間居眠りをしたりしたとして、「重大な処分」を受けたことがネット上で話題となった。
ウィーチャットの公式アカウント「清廉姑蘇」は16日、7日に江蘇省蘇州市姑蘇区で会議が開催され、6,000人が参加したという記事を掲載した。しかし、指導者がステージ上で演説している間、出席者はうわの空で聞いている。中にはスマートフォンをいじったり、動画を観たり、長時間居眠りをしている人もいた。それらの様子は傍らの監視員が記録していた。
https://youtu.be/qpylJknd6UU
少なくとも37人が「重大な処分」を受けたという。37人は15の異なる職場から来ており、うち7人は中堅管理職、4人は指導者レベルであった。
このニュースはネット上で話題となった。「この会議は開催される必要がなく、内容も人を惹きつけず、あるいは開催する規模が大きすぎたのではなかったのか」というネットユーザーもいれば、「無駄な会議が多すぎるという反省はないのか」とコメントを残したネットユーザーがいた。
実際、中国共産党の大小会議では、出席者がスマートフォンをいじったり、動画を観たり、居眠りをしたりするのがすでに常態化しており、マスコミに登場するケースも少なくないという。例えば、ネット上で広く流された吉林省人民代表大会の会議では、いびきの音が一面に広がっていた。また、中国共産党の「両会(政治協商会議と全国人民代表大会)」では、両会代表が会議中に居眠りをしている様子が複数のメディアに撮られていた。
(翻訳・吉原木子)