ノルウェーの首都オスロ近郊のコングスベルグで13日夜、弓矢で武装した男による襲撃事件が発生し、地元警察によると5人が死亡、少なくとも2人が負傷した。容疑者は単独で行動していたとみられている。地元警察トップは記者会見で、容疑者を逮捕したと述べ、これ以外の人物の捜索は行っていないことを明らかにした。犯行の動機は調査中である。
「デイリー・メール」ウェブサイトによると、コングスベルグ町の中心部で、襲撃事件は現地時間13日午後6時30分に行われ、弓矢などで武装した容疑者が町の西側にあるスーパーマーケット「コープ」からスタートし、「広い範囲を移動しながら」襲撃を実行したという。動機はまだわかっていないが、当局はテロ攻撃の可能性を排除しておらず、地元警察は「事件の状況から、テロではないかと考えるのは自然だ」と説明。ただ、逮捕者の取り調べはまだ行われておらず、動機について言及するのは時期尚早だとしている。
同町の警察署長であるオーウィンド・エアス氏は、記者会見で「容疑者は捕まった。単独での犯行だった。この事件で数人が負傷し、数人が死亡したことを確認しており、非常に残念に思っている」と述べた。
その後、警察は町の大部分を封鎖し、警察のヘリコプター、地雷除去チームを現場に送り込んだ。現場に少なくとも8台の救急車と3台の緊急ヘリコプターが駆けつけ、負傷者を救助していた。地元メディアによると、少なくとも5人が死亡、警察官を含む2人がけがをしているという。
(翻訳・徳永木里子)