中華民国建国110年を祝う「双十国慶節」の式典が10日午前、総統府広場で行われた。米国、カナダ、日本及び欧州各国の事務所(大使館に相当)でも、台湾国慶節祝賀レセプションが続々と開催された。新型コロナウイルス(中共ウイルス、covid-19)の流行の影響下でも、多くの政府要人がレセプションに臨席した。
蔡英文総統は10日午前9時30分、頼清徳副総統とともに総統府内で各国の駐台使節からの祝賀を受けた。
中華民国駐米代表処はワシントンにある「双橡園」で祝賀レセプションを開催した。また、ボストン駐在事務所は8日夜に開催された。ニューイングランドの地元政府、ビジネスマン、華僑、学界から300人以上が祝賀レセプションに出席し、中には、ロードアイランド州知事であるダニエル・マッキー氏も含まれている。
カナダでは6日、祝賀レセプションが開催された。出席されたカナダ政府要人は、祝辞を送り、台湾と民主理念を共有し、中国共産党政権に持続的に対抗すると表明した。
欧州では、中華民国駐ドイツ代表処、駐オランダ代表処、駐フランス代表処、駐スウェーデン代表処及び駐ジュネーブ事務所と常駐する世界貿易機関(WTO)代表団が祝賀イベントを開催し、多くの要人と貴賓が臨席した。
東京で7日、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃ・ちょうてい)代表(大使に相当)が主催する祝賀行事に、安倍晋三前首相の母である安倍洋子(93)氏も出席した。これまでに3回出席なさっている。謝長廷代表は式辞で、日米が台湾海峡の平和と安定を重視していることに謝意を表した。
(翻訳・吉原木子)