トランプ氏は、日本時間10日午前、米アイオワ州デモイン市で開催された「Save America」ラリーに参加し、90分の演説を行いました。特別ゲストとして同州の知事らも出席しました。集会開始前からすでに数千人の行列が見られました。
アイオワ州は、2016年にトランプ氏が大勝し、昨年もバイデン氏に勝った米国で最も重要な激戦州の一つです。地元紙『 The Des Moines Register 』の報道によると、トランプ氏は大勢の支持者を前に、「アメリカを取り戻す」と誓ったといいます。
出席した同州の知事と同州選出の連邦議員らはスピーチの中で、相次いでトランプ氏を称賛しました。また、同紙の世論調査によると、トランプ氏は同州で53%と今までで最高の支持率を獲得しました。いっぽうバイデン氏は31%と、今までで最低支持率でした。
トランプ氏は今回のラリーで2024年の大統領選の出馬について言及していませんでしたが、米紙『 the Washington Post 』の報道によると、米軍がアフガンから撤退し混乱が起きた際に、トランプ氏が次回の大統領選への出馬を公表しようと思ったのですが、時期がまだ早いということで顧問らに阻止されたといいます。
トランプ氏のほかに、共和党の次期大統領選の有力な候補者としてフロリダ州のロン・デサンティス知事が注目されています。しかし、デサンティス知事は現在、2022年の知事再選を目指しており、先週、FOXニュースに出演する際、「仕事以外のことは考えていない」と語っていました。
デサンティス知事について、 トランプ氏はYahoo Financeのインタビューで、「もし彼(デサンティス)と対峙することになったら、他の候補者を打ち負かすように、彼を打ち負かすだろう」と述べました。また一方で、「多くの人が辞退すると思うし、彼もそうなるだろう」と述べ、2024年にデサンティス知事と対戦しないだろうと考えているようです。
(新時代Newsより転載)