先日、イギリスのビザ無しで訪問可能な国の数などでパスポートの利便性を評価する「ヘンリー&パートナーズ」が2021年最新の「ヘンリーパスポート指数」を発表した。日本はシンガポールと同率1位で、「世界最強」の座を維持し、ビザなしでパスポートのみで最も多くの国へ渡航できる国であると評価された。
「ヘンリーパスポート指数」は、国際航空運送協会(IATA)が提供する独自のデータに基づき、各国の227の観光目的地にビザなしで入れる状況を分析したものである。2006年より四半期ごとに更新され、旅行に最適な世界パスポートのランキングを発表している。
10月5日の「ヘンリーパスポート指数」によると、日本国民がビザなしに渡航可能な国は現在192か国・地域におよび、2018年以降1位を維持している。2位はドイツと韓国で190か国・地域、3位はフィンランド、イタリア、ルクセンブルク、スペインで189か国・地域、4位はオーストリア、デンマークで188か国・地域、5位はフランス、アイルランド、オランダ、ポルトガル、スウエーデンで187か国・地域。
米国と英国のパスポートが7位、タイ、オーストラリアとカナダが8位、上位は欧州勢で占められていた。一方、アフガニスタンは、今回のランキングでは199の国の中で最下位で、ビザなしで26か国にしか入国できない。
上位にランクインしていたアジア圏の国はシンガポールと韓国のほか、マレーシアが13位、香港が19位、イスラエルが25位、台湾34位になった。ゼロコロナ政策を強行している中国は順位を上げられず、70位から72位に下がった。
(翻訳・藍彧)