バンクーバーにある孟晩舟の豪邸 (写真撮影:大紀元時報/王昱莎)

 孟晩舟氏が中国に帰国した後、バンクーバーにある2つの豪邸を急いで売却した。その価値は約2000万カナダドル(約18億円)、このニュースは、中国のウィーチャットで話題となった。

 中国共産党のプロパガンダにより、中国国民は孟氏の事件への関心を高めている。しかし、これをきっかけに中国のネットユーザーは、孟氏がカナダで苦しんでいるという公式の主張とはかけ離れ、カナダに豪邸を持ち、贅沢な生活を送っていることを知ってしまったのだ。

 ラジオ・フリー・アジアの報道によると、孟氏は9月26日、1820万カナダドル(約16億円)以上の価値がある自分名義の2つの不動産を売りに出し、孟氏が中国に帰国したその日に、バンクーバーの2つの豪邸の内装がメディアに公開された。

 孟氏は2018年の保釈公聴会で、彼女と家族はバンクーバーに15年間住んでいると語った。元夫と生まれた2人の息子と、現在の夫である劉暁棕氏と生まれた娘は、バンクーバーの学校に通っている。バンクーバーの豪邸は家族の避暑地であるという。

 孟氏の中国帰国をめぐる注目度の高い情報は、多くのネットユーザーの反感を引き起こした。あるネットユーザーは「孟晩舟を迎えるために宝安空港に行った人たちは、せいぜい3、4千元の給料をもらっているが、価値3、4千億元のファーウェイのことを心配している」とコメントした。

(翻訳・吉原木子)