(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 中国では最近、電力不足で停電や使用制限措置が取られているため、企業のみならず民生にまで影響が出ており、不満が高まっています。

 数年前、中国電力工業部が「1年中  電気が使えるのは中国だけ」という内容の宣伝動画を制作し、国内外で大いに放映されました。この動画は現状とはあまりにも対照的で、ユーザーらの嘲笑の対象となってしまったため、この動画は現在、中国政府に「姿」を消されました。 

 米RFAの4日付によると、動画の内容は「大規模な停電もせず、1年中電気が使えるのは我が国中国のみだ」と自慢してから「電気が贅沢品である経済後進国のインドでは、頻繁に広範囲な停電が発生するだけでなく、電気のない場所もたくさんあり、インド人は中国の電力システムのレベルの高さに驚いている」とインドを嘲笑していました。

 現在の中国の電力事情からしてみれば、この風刺に満ちた動画を流したことで、今となっては自分たちに嘲笑が返ってきました。

 同報道によると、この動画は最近「消された」ようですが、ネットユーザーによりまたSNS上に流れました。ユーザーからは「広東省の工場は3日稼働し4日休んでいる」「ほら吹きも中国の一大特色だ」「ほら吹きをやり過ぎて自滅した」と嘲笑う声が多く、民衆の不満が溜まっているようです。

米RFAが公開した動画:

https://twitter.com/hashtag/%E9%99%90%E7%94%B5%E4%BB%A4?src=hashtag_click

(新時代Newsより転載)