世界保健機関(WHO)の最新報告によると、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)新規感染者と死亡者数はいずれも全世界で減少しており、平均減少率は10%となっている。
9月28日、WHOが発表した声明によると、ここ1週間の世界での新規感染者数は約330万人、死亡者数は約5.5万人、いずれも前週より減少している。
新規感染者数と死亡者数の減少幅が最も大きかったのは、アメリカ大陸、中東、西太平洋地域だったという。その中でも、新規感染者数の1週間の減少率が最も大きかったのは東地中海地域で17%、次いで西太平洋地域の15%、アメリカ大陸の14%、アフリカ大陸の12%、東南アジアの10%と続いた。
しかし、欧州地域の1週間あたりの新規感染者数は、前週とほぼ同じであった。
米国では、ここ1週間で感染者数が31%減少した。
WHOによると、昨年1月のパンデミック以降、全世界で2.31億人以上が感染し、感染による累積死亡者数は470万人を超えている。
英国オックスフォード大学の「Our World in Data(データで見る私たちの世界)」が提供したワクチン接種データによると、現在、世界人口の約半分がワクチンの1回接種を受けたという。9月29日時点で、全世界で62億回のワクチンが接種された。
(翻訳・徳永木里子)