(ネットより)

 米トップレベルの科学者はこのほど、武漢ウイルス研究所からわずか1マイル(1604メートル)しか離れていない中国軍隊の病院で、中国が新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎、COVID-19)の発生を世界に警告する3週間前に、すでに新型コロナウイルスの感染者を受け入れていたと明かした。

 英紙「ザ・サン」23日の報道によると、武漢の人民解放軍中央戦区総医院で4人の新型コロナウイルス感染者を2019年12月10日に受け入れていた。これは「ある医師が後に新型コロナウイルスと呼ばれた感染者を治療し、2019年12月26日に初めて報告した後、同年12月31日に、中国は世界に向けて警告を発した」という中国の公式宣伝を完全に覆したものである。

 スティーブン・キー博士は論文で、中国政府はこの致命的なウイルスについて、想像よりもずっと前に知っていたと述べた。

 同論文はまた、「公式発表の数週間前の12月10日、新型コロナウイルスに感染した疑いのある4名の患者が武漢の中央戦区総医院に登録された。しかも、感染サンプルが記録される2週間前に、患者のプロファイルがデータベースにすでに入力されていた。これは尋常ではなく、解釈できないことである」と指摘した。

 キー博士は続けて、「これはワクチンの臨床実験の過程と一致している。まずは患者のプロファイルを作成してから、感染サンプルを作る」「つまり、これは中国軍と中国共産党政権が、既に新型コロナウイルスに備えており、臨床実験で人にウイルスを感染させる準備をしていることを意味する。恐らく実験に何かしらのミスがあって、誤ってウイルスを拡散してしまい、世界に知らせるはめになった」と述べた。

 キー博士はこれまで360篇の医学論文を発表しており、87項の米国特許を所持し、FDAに許可された薬物を7種発明した。彼はベストセラー『StaySafe:A Physician’s Guide to Survive Coronavirus(意訳:安全を確保:コロナウイルスから生き残るための医師ガイド)』の著者であり、「Atossa Therapeutics Inc.(ATOS)」のCEOでもある。「ATOS」は臨床段階のバイオ医薬品企業で、乳がんの治療とCOVID-19の新型療法を開発している。

(翻訳・吉原木子)