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 中国・福建省でこのほど、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の感染者が確認されて以来、各地で感染はさらに確認されている。黒竜江省に加え、ネットで南京でも陽性反応者がいるという。

 22日、中国国家衛生健康委員会は、21日に新たに確認された症例は41例であると発表した。そのうち、福建省アモイ市で11例、莆田市(ほでんし)2例、黒竜江省ハルビン市3例となっている。中国共産党政権の隠蔽体質から考えると、流行の実態が外部に知られていない可能性がある。

 公式メディア「アモイ・デイリー」によると、国家疾病予防管理局の孫陽副局長は、「非常に深刻な現状から見ると、今回直面したウイルスは非常に危険で、感染力が強く、潜伏期間も短い」と明かした。また、福建省の王寧省長は、同省の現状について「依然として深刻で複雑である」と述べた。

 黒竜江省の衛生健康委員会は、21日に同省ハルビン市巴彦県(はげんけん)で3人の感染者が新たに確認されたと発表した。同県防疫事務局は、人々の生活に必要な物資を提供するスーパーマーケットや薬局などを除き、比較的密集した場所をすべて封鎖し、バスやタクシー、長距離旅客輸送などの公共交通機関を一時停止するという通達を出した。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、ハルビン市では21日から徹夜で、PCR検査を実施しているという。

 また、ネット上では、南京でも感染が発生したという情報が流れている。投稿された動画によると、江蘇省南京市江寧区禄口街道は22日、空港職員に陽性反応を示した人がいたため、封鎖された。しかし、公式メディアはまだ関連情報を発表していない。

(翻訳・徳永木里子)