国連総会が21日に始まったが、バイデン米大統領は国連ビルでオーストラリアのスコット・モリソン首相と面会した。2人は米豪の盟友関係は全世界に有益であると表明した。これは先週、米英豪3国の首脳が「米英豪連合(AUKUS)」を宣言して以来、米、豪首脳の初めての面会である。
バイデン氏はモリソン氏との1対1の面会で、「現在、人類は歴史の転換点にあり、民主主義と専制主義から選択しなければならない。この過程において、オーストラリアは米国の最も親密で信頼できる同盟国であり、両国は足並みをそろえて行動している」と述べた。
バイデン氏は、「我々のパートナーシップは、全ての民主主義国家の利益に合致しており、我々はやるべきことがまだまだ多くある」と強調した。
モリソン氏は、バイデン氏が「全ての国が直面している挑戦を認識できている」と称賛し、インド太平洋地域における米国政府のリーダーシップの発揮に感謝の意を表した。
AUKUS同盟国協議によると、アメリカとイギリスはオーストラリアの原子力潜水艦の創設を支援する予定。これは、3か国が太平洋における中国共産党の影響力を抑止する重大な措置とみなされる。しかし、これは、オーストラリア政府がフランス政府と締結した900億豪ドルに値する通常動力潜水艦の契約を終了したことの争いの元ともなった。
ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は20日、「ホワイトハウスはバイデン大統領とフランスのマクロン大統領との電話会談を準備している」とし、「バイデン大統領は今回の電話会談で、我々が最も親密で最も古い歴史を持つパートナーと、グローバル社会が直面する一連の挑戦に対応するために、協力する約束を重ねて表明する」と述べた。
(翻訳・吉原木子)