蔡英文総統は15日朝、中国共産党(以下、中共)の台湾侵攻を想定した大規模な「漢光37号」軍事演習の現場に臨み、台湾軍機の高速道路での発着訓練を監督した。
ロイター通信によると、午前6時30分、F−16多用途戦闘機1機、ミラージュ戦闘機1機、F-CK-1 経国号戦闘機(国産、愛称は経国)1機、E-2 ホークアイ1機が屏東県佳冬郷の道路に着陸した。この特別に設計された道路は直線的で平坦であり、道路から滑走路へとすぐに変化させることができるという。
今回の訓練は、空軍の飛行場が爆撃されても、戦闘機の燃料や弾薬の補給に影響が出ずに、空軍が活動を継続できるようにするためのものであった。
蔡英文総統「このような見事な戦闘技術と迅速で真実な行動は、日頃の着実な訓練から生まれるものであり、中華民国空軍が領空を防衛する自信をも示すものである」と述べた。
サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道によると、中共軍はほぼ毎日のように、台湾防空識別圏に軍用機を送り込んでおり、15日にも9機の軍用機を出動させ台湾を攪乱しているなど、台湾海峡の緊張は一向に収まらない。台湾側はこれに対し、戦闘空中哨戒の戦闘機を派遣して、放送による駆逐と防空飛騨の追跡監視を行ったという。
(翻訳・吉原木子)