中国福建省で14日、新型コロナウイルス感染者が59例確認された。そのうち、アモイ市32例、莆田市24例、泉州市3例。アモイ市で感染が急速に拡大し、すべてのコミュニティで閉鎖管理、長距離交通機関の運行停止、空港での規制などが実施された。アモイ市はロックダウンに近い状態になった。
公式メディアによると、福建省当局は13日深夜に、13日0時から24時の間、59例が確認されたとの告知を出した。すべてのコミュニティで閉鎖管理して人の行き来を減らし、「外に出ない」方針を実施。カードルーム、映画館、劇場、インターネットカフェ、カラオケ、バー、博物館、図書館、ジムなどの室内公共施設の営業を停止させた。
報道によると、14日より、体温測定、健康コードのチェックのほかに、アモイ空港ターミナルに入るスタッフは48時間以内の陰性証明を提示しなければならない。アモイ駅で電車に乗る乗客も同様に健康コードと48時間以内の陰性証明が必要となる。当局は地元住民に、必須時以外アモイ市を離れないよう要請した。
ネットユーザーが公開した写真では、アモイでPCR検査に並ぶ人の列の終わりが見えず、数キロ続いている状況。また、実際の感染状況が想像以上に深刻かもしれないと明かしたネットユーザーもいる。「莆田地区から来た人が約5万人で、そのうち中・高リスク地区が3900人あまり、アモイ市各地にいる」
(翻訳・北条)