金融業者である中国の恒大財富はこのほど、払い戻し期限が来た金融商品を払い戻せなかったことが9日、ネット上で暴露され、投資者らの業者への怒りと不安の声がネット上であふれていました
大勢の投資者がその親会社である不動産開発大手・恒大集団の脥西公司ビルに押しかけ、金融商品の払い戻しを求めました。同会社の受付には「恒大、私が血汗流した金を返せ」と書かれた横断幕もありました。
投資者の中には同会社の社員も多くいるようです。社員はノルマを達成するため、自己資金やローンを組んで金融商品を仕方なく購入したようです。
中国の「経済観察報」の記事によると、 恒大財富はアプリの名前で、会社としては恒大金融財富管理有限会社と恒大互聯網信息服務有限公司(恒大インターネット情報サービス有限会社)の2社があり、本部はともに広東省深圳市にあり、両会社の株は「恒大集団」が100%を保有しています。
ほぼ同じ時期に、親会社である恒大集団も銀行2行における利息の支払いを停止したとの情報が流れていました。かねてから、恒大集団の経営が危機に陥っているとの報道が絶えませんでした。もし本当に破綻すれば、中国に大きな社会問題をもたらすとみられています。
(新時代Newsより転載)