米共和党のマイケル・マコール下院議員(テキサス州選出)は5日、「フォックス・ニュース・サンデー」の司会者、クリス・ウォレス氏に、「実際、今こう話している間にも、マザーリシャリーフ空港には米国人とその通訳を乗せている6機の飛行機があり、タリバンは今、彼らを人質にしている。米国側はこれらのフライトを承認しているが、タリバンは飛行機の離陸をさせない」
マコール氏は、「タリバンは何かと交換したがっているのが理由だとわかっている。米国がその条件を承認するまでアメリカ人を帰さないだろう。人質交換の局面に陥ってしまったのだ」と述べた。
CBSニュースによると、タリバンはアフガニスタン北部の都市マザーリシャリーフからの複数のフライトを阻止している。しかし、ホワイトハウスと国務省は、タリバンに対する影響力を維持しており、その影響力でタリバンとの協力やアフガン人の出国を許可し続けさせると主張している。
米議会の情報筋はCBSニュースに対し、タリバンは、米国からより多くのものを得られるよう飛行機を「人質」と見なしていると述べた。
ホワイトハウスと国務省の代表者は、マコール氏5日の発言に対してまだコメントしていない。
(翻訳・徳永木里子)