米司法省は23日、南カリフォルニアの米国企業6社が、工業用アルミ成型メーカーとして中国最大、世界第2位の規模を持つ「チャイナ・ジョンワン・ホールディングス(中国忠旺控股有限公司)」と共謀して、米国の関税を逃れた罪で有罪判決を受けたと発表した。
司法省が公開した文書によると、6社のうち2社はアルミニウム会社で、他の4社は倉庫会社である。中国忠旺の創業者である劉忠田(りゅうちゅうでん)は、6社と共謀して、関税逃れのほか、中国忠旺の価値を膨らませる偽装販売を「組織的に計画した」ことで、世界の投資家を騙したという。
劉忠田らは、中国忠旺社が製造したアルミパレットが米国には市場がないにも関わらず、劉忠田が会社に提出した年次報告書では、米国にアルミパレットの強い需要があり、米国の「独立した第三者」に販売されていると嘘をついていた。しかし、実際にはアルミパレットを「購入」した南カリフォルニアの2つの会社は、劉忠田が管理していた。アルミをスポット溶接して「パレット」に見せかけ、米国の課税対象にならないようにしたのだ。
9日間の裁判で提出された証拠に基づき、陪審員たちは23日、中国忠旺社、創業者の劉忠田、米国の企業6社、及び数人の個人被告に複数の罪状が成立すると言い渡した。米連邦判事は、南カリフォルニアの6社の判決公判を今年12月13日に行うことを発表した。
米国企業の6社は以下の通りである:
-Perfectus Aluminium Inc., an Ontario-based business;
-Perfectus Aluminium Acquisitions LLC;
-Scuderia Development LLC;
-1001 Doubleday LLC;
-Von Karman – Main Street LLC;
-10681 Production Avenue LLC。
(翻訳・吉原木子)