イメージ:ヨーグル / PIXTA(ピクスタ)

 中国・北京市朝陽区にある中国科学院大学のオリンピック村キャンパスは25日、感染発生のため封鎖された。隣接する国家動物博物館も一時的に閉館し、その影響で同館周辺のレストランも閉店した。

 現地の公式メディアによると、25日、中国科学院大学のオリンピック村キャンパス学生寮から一部の環境サンプルを検査した結果、陽性であったため、大学側は全職員と環境サンプルのPCR検査を実施した。国家動物博物館の公式ウィーチャット(微信、WeChat)アカウントは25日、周囲の感染状況を考慮し、博物館は今日から閉館することを決定し、開館時間は別途通知すると発表した。

 キャンパスは一時的に封鎖された。現在、近くに数台のパトカーが駐車しており、校門前で警察官は秩序を維持し、出入禁止しているとのこと。救急車が現場に入り、防護服を着たスタッフがPCR検査を行っている。

 ネットユーザーが投稿した動画では、校門は警察官にによって警備されている様子や、当局は多くの予防感染スタッフを派遣して、学校にいる学生にPCR検査を行っている様子が映っている。学内の食堂も閉店したため、学内の人はテイクアウトを注文して、フェンス越しに配達されていた。

 現地のネットユーザーから不安の声が寄せられていた。

 「中国科学院大学のオリンピック村キャンパスは、主に大学院生の寮だ。先輩の話によると、環境サンプルだけが陽性だったそうだ」

 「感染を抑制する唯一の方法は、やはり封鎖・隔離だろう?」

 「朝、中国科学院大学の友達から寮が封鎖されたと聞いた。本当でないことを祈っていたが、結果的に公式はすぐに発表したのだ」

(翻訳・徳永木里子)