中国湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州は23日、集中豪雨に見舞われ、河川や貯水池の水位が急上昇した。現地の古丈県の貯水池は警戒水位を超えており、警報なしで緊急放水した疑いがあるという。ネット上では、「政府が下流の人に事前に知らせなかったため、町や村に洪水が押し寄せた」という噂が広まっている。地元の人によると、70台以上の車が流され、家屋や田畑が水浸しになり、被害は甚大であるという。
中国公式メディアによると、湖南省では23日22時から、長沙市、岳陽市、常徳市、張家界市、益陽市、懐化市、婁底市、湘西トゥチャ族ミャオ族自治州など8つの市と州を重点地域として、豪雨、山津波、地質災害などの洪水対策レベルIVの緊急対応を開始した。
湘西自治州の地元メディアによると、23日、州に局地的な集中豪雨があった。古丈県の貯水池や河川の水位が急激に上昇し、多くの車が川に流され、洪水で漂っている様子が地元住民によって撮影された。24日午前5時の時点で、低地に住む2,000人以上の市民が緊急避難にした。
ネットユーザーが投稿した動画には、23日の夜、湖南省湘西自治州古丈県で突然洪水が発生し、町や村に流れ込み、路上や道端に駐車していた車を川に流し込んでいる様子が映っている。洪水で道路の崩れが発生した。情報提供者は、上流の貯水池が突然放水したことで、このような大規模な洪水を引き起こしたと明かした。
(翻訳・藍彧)