令和3年6月G7及び招待国首脳との集合写真(首相官邸ホームページ, CC BY 4.0 , via Wikimedia Commons)

 ホワイトハウスは22日、バイデン大統領が24日にアフガニスタン問題を巡るG7テレビ首脳会議に参加し、混乱に陥っているアフガニスタンに対する人道支援と同盟国の撤退を協議すると発表した。

 ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は22日に、「出席した首脳陣はアフガン政策について今後も緊密に協力していくことを引き続き議論する」とし、「アフガンに滞在している関連国の駐在員、過去20年間西側に味方してきたアフガニスタン人、及びタリバンから迫害を受ける可能性のあるアフガニスタン人をどのように撤退させるかという問題が、会議の主要なテーマの1つになる」と発表した。

 バイデン大統領は先周、アフガニスタン陥落についてタイムリーに他の世界のリーダーたちと議論しなかったことで批判を浴びた。そして、17日夜、ジョンソン英首相、メルケルドイツ首相と電話で会談し、混沌としたアフガニスタンの状況について話し合った。

 現在、アフガニスタンには、英国軍1,000人、米国軍6,000人が駐留している。米軍が撤退すれば、英国軍も撤退しなければならないことが懸念されている。

 22日、カブールの混乱から1,700人以上の英国軍が撤退し、3,000人以上の米国軍が撤退した。米軍が予定通り31日に撤退した場合、数千人がカブールに取り残されるのではないかという懸念がある。

 バイデン氏は、米軍が撤退期限を延長する可能性も示唆しているが、まだ正式には発表していない。

(翻訳・吉原木子)