台湾国際臓器移植関懐協会(TAICOT)は21日、日本、台湾、韓国が共催した「中国共産党による生体臓器狩りを制止せよ」をテーマにした国際ポスターコンクールが、20回の巡回展示会、及び長期間のオンライン展示会を行うと発表した。
同コンクールは、70の国と地域から1049点の応募があり、1月16日に台湾・台北市で授賞式が行われ、ユーチューブで生中継された。
TAICOTの事務局長・黄千峰医師は21日、これから台湾、日本、韓国で巡回展示会やオンライン展示会を行うことで、より多くの人が、この問題に注意を払ってもらえるよう望んでいると述べた。皆さんが歴史の証人となり、この前例のない邪悪な迫害を制止するよう呼びかけた。
「世界中の患者が相次いで中国で臓器移植を行い、『生体臓器狩り』は目に見えない世界的な犯罪になり、犠牲者は最も厳しく迫害された法輪功学習者から中国のすべての人々にまで拡大した。『中国共産党が犯した臓器狩りの罪』は、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)のように蔓延している」と、黄氏は引き続き述べた。
同協会の蕭(しょう)松山理事長は、受賞作品の優れた色、形、構図の配置、全体的な雰囲気に加え、最も重要なことは含蓄であり、理念の伝達を通して人々の正義感や良心を目覚めさせるとの見解を示した。
同協会によると、「ポスター」は多くの重要な歴史事件の中で見られると説明した。広く知らせることに加え、ポスターは歴史の鏡でもあり、人々に様々な社会運動における精神的なサポートを与えられる。過去の反戦運動、反核運動、環境保護運動、六四天安門事件、雨傘運動(2014年香港反政府デモ)、反送中運動(2019年−2020年香港民主化デモ)から、現在のコロナのパンデミックまで、これらをテーマに丁寧にデザインされたポスターは、当時の社会的状態や価値観、公正と正義の追求を適切に反映しており、特別な歴史的役割を果たしていると言える。
(翻訳・徳永木里子)