ペスト菌の蛍光染色図(イメージ:パブリック・ドメイン)

 中国寧夏回族自治区で21日、55歳の女性がペストに感染したことが確認された。

 複数の中国メディアによると、長年牧畜業に従事してきた寧夏回族自治区の銀川市の馬氏(55歳、女性)は、14日に吐き気と嘔吐を発症し、最初に地元の小さな診療所に行き、 17日に寧夏医科大学総合病院に通い、21日に輸入性ペストと確認され、重体となっているという。

 当局は現在、緊急対応措置を全面的に講じ、ペスト予防感染の警戒レベル4を発令した。7月中旬から、コロナの感染が再び拡大し、8月以降、河北省で人獣共通の肺炭疽感染が発見されのに続き、山西省文水県でも皮膚炭疽病が発見され、9名の疑いのある患者が報告されている。

 ネットユーザーから心配するコメントが殺到した。

 「ペストはコロナよりずっと恐ろしい、カテゴリーAの感染症に属する。名前を聞くだけで震える」

 「カテゴリーAの感染症はペストとコレラの2つで、コロナはカテゴリーBの感染症だ」

 「ペストはヨーロッパでかつて、数千万人もの命を奪った恐ろしい病原菌だ」

(翻訳・徳永木里子)