米国司法省は9日、隠されたイランの171基の地対空ミサイルと8基の対戦車ミサイルと、約110万バレルの石油製品を押収したと発表した。
米海軍中央司令部(NAVCENT)が2019年11月25日と2020年2月9日に、アラビア海で身分不明の2隻の艦船から押収したという。これらの兵器は、テロ組織と認定されているイスラム革命防衛隊(IRGC)が所有し、イエメンのテロリストであるフーシを武装させる目的だったと考えられる。
米国政府はまた、アラビア海とその周辺地域で、ベネズエラに向かう他国の国旗を掲げたタンカー4隻から、イランの石油製品を押収した。イランからの燃料と武器の押収で最も多かった。
米司法省国家安全保障局のマシュー・オルセン司法次官補は、「今回の行動は、イラン政府とイスラム革命防衛隊を支持するシステムに有効な打撃を与えた。司法省は引き続き、テロ組織や、米国とその同盟国を傷つけようとするすべての者と戦い、あらゆる手段を講じる」と述べた。
(翻訳編集・吉原木子)