米国のティム・バーチェット下院議員(共和党、テネシー州選出)は3日、デカップリングこそ、中国共産党(以下、中共)に米国の本意をわかってもらえる唯一の方法だと述べた。
バーチェット氏は3日夜、NewsmaxTVとのインタビューで、「enough is enough(和訳:いい加減にしろ)」を中共に理解してもらうには、経済を切り離すしかないと語った。「米国のほとんどのもの(製品)が「中国製」であり、米国は中共の金に溺れているようである。中共とデカップリングすることこそ米国の決心が伝えられる」主張した。
中国人権派弁護士であり、アメリカ・カトリック大学政策研究所の訪問学者である陳光誠氏も最近、同様の意見を発表した。陳光誠氏は、中共は独自の兌換通貨を持っていないため、海外での活動を続けるには欧米の金融システム、特に米ドルに全面的に依存せざるを得ないと指摘した。「デカップリングすることは、中共政権が国際的なルールや協定を無視し、人道に対する罪を平然と犯し続けることはできないという、明確なメッセージを送ることになる」
米国務省の元上級調査官であるデビッド・アッシャー氏は、今年6月に同じ意見を述べている。アッシャー氏は、中国の銀行は米ドルに完全に依存しており、制限措置を始めれば、圧力になると述べた。「米国は中共の横柄な態度に対して経済的な圧力をかけない限り、中共からのいかなる協力も期待できないだろう」
(翻訳・徳永木里子)