(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 シンデレラがお姫様に変身したお話を、誰もが知っています。このお話が好きな女の子たちは、いつかお姫様になることや、お姫様に会うことを夢見ていたのでしょう。

 アメリカの自閉症を患った5歳の女の子、レイラ・レスター(Layla Lester)ちゃんは、2018年9月のある日、公園を散歩していました。その時、ウェディング写真を撮影していた花嫁さんに出会いました。初めてこのような光景を見たレイラちゃんは、花嫁さんを「シンデレラ」だと思い込んでしまいました。

 当時、オリビア・スパーク(Olivia Spark)さんは婚約者と一緒に、ニューヨークのアクロン・フォールズ・パークでウェディング写真を撮影していました。これを見たレイラちゃんは、花嫁のオリビアさんに「シンデレラだ!シンデレラだ!」と喜んで叫びました。

 これを知ったオリビアさんは、レイラちゃんをがっかりさせないために、本当のことを話さず、とても熱心にレイラちゃんと遊んだり、話したりして、一緒に楽しく午後を過ごしました。そして別れる時、オリビアさんは「舞踏会に戻るわ」とレイラちゃんに言いました。

 オリビアさんは、「あの子のシンデレラになれて嬉しく思う」と言いました。

 しかし、この話はここまでではありません。

 その数日後、オリビアさんは「お姫様」を名乗り、レイラちゃんと公園で再会しました。オリビアさんが「お姫様」の服装を着ていなくても、レイラちゃんはとても喜んでいました。

 好きな「お姫様」たちと会いたいというレイラちゃんの夢を叶えるために、オリビアさんとレイラちゃんの家族は、ネットで募金活動を行いました。そして、ディズニーワールドで、レイラちゃんが夢見ている「お姫様」達全員と会わせてあげることができました。

 レイラちゃんはディズニーワールドでとても楽しい時間を過ごすことができ、彼女にとっては、最高に楽しい一日となりました。レイラちゃんのお母さんは、「通りすがりに出会っただけのオリビアさんが、我が子のためにここまでしてくれて、本当に心から感謝します」と語り、オリビアさんの好意にとても感激していました。

(翻訳・心静)