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 英国政府の緊急時科学諮問グループ(SAGE)が7月30日に発表した分析報告書によると、「スーパー変異株」の出現が「ほぼ確実」であり、現在の既存ワクチンはすべて無効になると警告した。

 CNNの報道によると、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)を根絶することはほぼ不可能であるため、科学者たちは今後も新たな変異株が続出する可能性が非常に高いと考えており、ウィルスは時間の経過とともに変異し、将来的にはすべてのワクチンが効かなくなるようなスーパー変異株が出現することがほぼ確実になっているという。

 そのような理由から、科学者らは、ワクチン耐性のある新しい変異株の出現する可能性を減らすために、できるだけウイルスの拡散を最小限に抑えるよう当局にアドバイスした。さらに、入院や感染を防ぐだけでなく、「強力で長期的な粘膜免疫を誘導する」新しいワクチンの開発に研究の焦点を当てることを提言している。

 同報道によると、今回の分析はまだ査読を受けておらず、初期の研究は理論的なものに過ぎず、スーパー変異株が出現したという証拠はまだないという。

(翻訳・吉原木子)