鄭州市当局は4日、同日午後までに市内で計101人が感染したと発表した。感染拡大を防ぐために当局が取った対策はかなり厳しいものであった。同日、当局は隔離されたマンションのドアを鉄格子で溶接し強制的に出入りさせないようにした。多くの住民は食べ物が切れる寸前で「助けて」と叫んでいたことが、ネットユーザーによって明らかにされた。
ネットユーザーが投稿した動画によると、鄭州市二七区海豫花園団地3号棟で1人が確認されたため、建物全体が封鎖された。ドアが外から鍵をかけられ、配達員も入れない状態になっているという。動画の中では、マンションの住民からの叫び声が絶えなかった。「助けてくれ、食べ物がない」と叫ぶ男性もいれば、「水がない」と叫ぶ人もいる。「助けて、助けて、誰も私たちのことをかまってくれない。マンションの入り口がロックされている」
鄭州市ではこのほど洪水被害にあったばかりだ。ネットユーザーは「洪水のため、多くの団地が数日間も断水・停電していたので、冷蔵庫の中の食べ物は全部食べ切った。新たな食料をまだ備蓄していないのに、突然感染が発生し、(配給)スタッフは全然足りない。洪水とコロナが重なったことで、鄭州の人々は本当に苦しんでいる」と悲鳴を上げた。
「当時流出していた京広路(トンネル)の動画の撮影角度は、この辺りだったと思う。中国共産党は誰が撮影したのか調査するのが煩わしいから、いっそうのこと誰も中共の虚偽を暴露できないように、関連する団地を連座させて、直接報復行動を取ったのだ」
「国民の命は、犬にも及ばないのか?国民がいなくても、国家が成り立つのか?指導者のお金は、どこから来ているのか?1人が感染すると、マンションの全住民が、隔離されるのか?」
(翻訳・藍彧)