湖北省武漢市では、新型コロナウイルスの感染が再び広がり、十数の住民団地は厳しい隔離措置を取っている。武漢市政府は2日、1,000万人以上の全市住民にPCR検査を義務付けると発表した。
2日夜、湖北省の武漢市と荊州市において、新規感染者9人が確認された。同日、湖北省の蔓延防止対策会議で、同省の応勇党委書記は「湖北省は早く戦時体制に入るべきだ」と発言した。
3日、湖北省政府は記者会見で、「大規模なPCR検査を開始し、主要地域で複数回の実施、より大規模なPCR検査の準備を行う。大規模な集会は行わない。武漢の深刻な状況を踏まえ、全市でPCR検査を行う」と発表した。
同日、武漢市教育局は「本日(3日)より、中学・高校の卒業学年の補習授業、研学旅行、新入生の軍事訓練、民間教育トレーニング機構(小中高生、未就学児、成人含む)など、すべてのオフラインでの教育指導・集会活動を停止すること、地方への旅行を中止すること、必要な時以外は武漢市から出ないことなどを求める」という緊急通知を出した。
武漢市民は、スーパーに行って食料品などを買いだめして備蓄していた。ネット上に公開された写真を見ると、武漢市のスーパーでは多くの卵や冷凍食品、野菜の棚が空になっている。
2日、武漢市商務局が発表した「注意喚起」から、武漢経済開発区、漢陽区、江夏区など多くの地区で、食料や物質の備蓄が行われていることが事実であると確認された。
(翻訳・藍彧)