北京市海淀区の高齢者向け高級アパート「香山(こうざん)」の南西側の坂道が28日に崩落し、アパートの一部が埋まった。当局によると、5人が死亡、7人が負傷したという。ネットユーザーは、そこに住める人が富裕層か、権力者かになっているため、北京当局はこの事件でパニックっていると明かした。

 地元メディアは、北京市海淀区で28日、香山高齢者アパート南西側の坂道が崩落し、5人が死亡したと報じた。救助された7人のうち、6人は病院で検査・治療を終えて退院した。1人は足が骨折で手術を受けた。災害の原因は調査中である。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、香山高齢者アパートは現在、警察によって完全に閉鎖されている。救助のために、当局は多くの消防車や救急車を出動させたという。

 情報筋によると、香山は北京の有名な観光地であり、多くの中国共産党幹部が多く住んでいる場所で、その多くは香山に別荘を持っているという。同高齢者向け高級アパートで引退生活を過ごせるのは、富裕層か権力を持っている人しかいない。そのため、ここで何かが起こると、北京当局は非常に怯える。

(翻訳・吉原木子)