河南省20日から降り続いていた豪雨で、10数以上の都市が水害を受けた。同省の登封市にある観光名所の嵩山(すうざん)少林寺も浸水し、遊覧車が洪水で流された。
河南省で20日から豪雨が降り続いていたため、嵩山の降雨量が364.6ミリに達し、少林寺観光地区は20日午前、緊急閉鎖通知を発表した。少林寺の門前の川が氾濫し、洪水は正門まで押し寄せてきて、寺院の中は停電した。
ネットユーザーが投稿した動画には、少林寺が洪水に見舞われ、豪雨のため近くの川の堤防が決壊し、少林寺全体が深さ1~2メートルの水の中に浸かっており、深刻な被害を受けた様子が映っている。洪水が引いた後、少林寺の塀が崩れ落ち、表門が破損し、寺院や中庭全体が黄色い泥塗れになっている。
別の動画には、寺全体が黄色い泥に塗れている様子が映し出されている。浸水して屋根しか見えない寺院や、塀の大部分が洪水に流されて出入り口だけになったもの、正門がほとんど浸水したもの、さらには地面が陥没して完全に崩壊した家屋もあった。
(翻訳・徳永木里子)