河南省の水害救援ボランティアはこのほど、河南省新郷原陽県で、救援活動に疲れ果てて、寝袋の中で眠っていたところ、他のボランティアに遺体と勘違いされて霊柩車に乗せられ、危うく焼却炉に送られそうになった。これがネット上で話題となり、「生死を確認せずに、直接焼却炉に送るほど膨大な数の犠牲者がいる証ではないか」と、衝撃を受けたネットユーザーもいた。
28日、海外のソーシャルメディアで、河南省のオンラインボランティア募集グループのチャットのスクリーンショットが話題になった。それは、2昼夜の救援作業で疲れて寝袋で寝ているボランティアの姿が映っており、他のボランティアが遺体だと勘違いして、彼を霊柩車に運んだ。霊柩車がスピードバンプで揺れて、震動で彼が目を覚まし、隣に誰かが横たわっていることに気づき、袋を開けてみると女性の死体であった。
ネットユーザーの中には、「遺体が家族を介さずに、直接火葬されるのか」と疑問視する人がいた。他のネットユーザーは、「被災地での遺体処理の手順は明確ではないので、自由勝手に発言できないが、この特別な時には論理的に推論できることもある」と答えた。
また、「いかに多くの死体が集められたか、生死を確認せずに大量の死者が出たことを証明しているではないか。実に恐ろしい」、「2日前には、白い袋(死体入り)をいっぱい載せていた大きなトラックがあった」と明かしたネットユーザーもいた。
(翻訳・吉原木子)