日本は、23日の東京オリンピックの開幕式に、台湾の入場順番を中国より先になるように変えた。NHKテレビは中継時、「チャイニーズタイペイ(Chinese Taipei)」を直接「台湾」と変えた。これによって、テンセントが生中継を余儀なく一時停止した。その結果、中国チームの入場画面を見れなくなった中国のネットユーザーは、「テンセントは中国を侮辱している」と批判した。
東京オリンピックの開幕式では、中華民国を代表する「チャイニーズタイペイ」が中国チームより先に入場した。これは中国が1984年にオリンピックに参加して以来初めてのことである。それだけでなく、NHKと韓国MBCのアナウンサーも台湾チームについて、「チャイニーズ・タイペイ」ではなく、「台湾です」と紹介していた。また、米NBCニュースでは、中国チームが入場する際、画面に映っていた中国の地図に、台湾と香港を載せていなかった。
テンセントは開会式を生中継していた時、台湾が入場する際に、NHKのアナウンサーが直接「台湾」と紹介したのを見て、慌てて生中継の画面をトーク番組に切り換えた。しかし、トーク番組が終わってから生中継に戻すと、中国チームの入場が完全に見逃されてしまっていた。
多くの中国のネットユーザーは、ウェイボー(微博、Weibo)で「中国チームが入場したところ、急に画面を切り換えるなんて、わざとじゃないと信じられない」、「また中国を侮辱するのか、しかも自分の身内を」、「道化は実はテンセント自身だ」「自ら侮辱を招く」とテンセントを非難するメッセージを残した。
(翻訳・吉原木子)