チベット人は「哈达(ハダ)」 を習氏が乗った車に投げつけた(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国共産党公式メディアの報道によると、習近平総書記は22日午後、チベットのラサ市のデプン寺、八廓街、ポタラ宮を視察したという。

 当局の指示の下、道沿いで出迎えのチベット人は黒褐色の服を身にまとい、 チベット民族の最高敬意を表す儀礼用品である「哈达(ハダ)」 を、習氏が乗った車に投げつけた。車には元々白い花や白いハダが飾られていたが、「ハダ」でさらに真っ白になった。

 チベット民族の儀礼と異なって、漢民族の伝統儀礼では、白い花や白い布は死んだ人だけに捧げるものだ。

 ネットユーザーは「習近平氏がチベットを視察した時、まるで霊柩車を見送るような感じがした」、「漢族の礼儀では、白い布は死者へのもの」、「事情を知らない人は、出棺と勘違いするかもしれない」といったコメントを残した。

(翻訳・吉原木子)