国際オリンピック委員会(IOC)は21日、2032年夏季五輪・パラリンピックを豪州のブリスベンで開催すると発表した。豪州での夏季五輪は1956年のメルボルン大会、2000年のシドニー大会に続いて3度目。
IOCは2032年五輪の招致競争を避けようとし、唯一の候補地としてブリスベンが必然的に当選した。
豪州のスコット・モリソン首相は、72対5でブリスベンが開催権を獲得したことを知ると、両手を挙げて2つの親指を立てた。決定発表後、IOC委員は都内の5つ星ホテルでブリスベンの花火ショーを楽しんだ。
ブリスベンは現在、84%の既存スタジアムとイベント会場を使用でき、過剰な支出を避けるというIOCの要求を満たしている。同市の政府関係者によると、新しいスイミングプールが計画されているほか、五輪に向けて交通設備に数十億ドルが投じられるという。
(翻訳・徳永木里子)