米連邦捜査局(FBI)とサイバーセキュリティ・インフラストラクチャ・セキュリティ庁(CISA)は20日、2011年から2013年までの2年間で、中国共産党が20を超える米国のガスおよび石油パイプライン企業をハッキングし、米インフラストラクチャーにとって実質的な脅威となっていることを明らかにした。
サイバーセキュリティの共同発表で、中国共産党のハッキング活動について、13社が情報を盗まれ、同活動は2013年に終了したと説明した。
CISAとFBIは、これらの事件を中国共産党が支持したハッカー集団の仕業とみており、その目的の一つは中国共産党のネット支配力拡大の可能性があると述べた。
「これらのハッカーは米国インフラストラクチャーを標的としており、米インフラを危機に陥れようとしている。さらに、中国共産党による米インフラへのネット攻撃力を高め、(必要時に)実際に破壊及び妨害を加える目的がある」
CISAとFBIによると、スタッフリスト、ユーザー名、パスワード、ダイヤル番号、及びその他の情報をハッキングすれば、システムに侵入でき、リモートで許可されない操作を実施することができる。
(翻訳・吉原木子)