近日、中国各地で感染が拡大しており、中国共産党政権は北京を守るため、様々な防疫措置を打ち出した。ネットユーザーの動画によると、北京に入る高速入口で立ちはだかる警察は、北京に入ろうとする市民に、居住地の党支部に連絡して公印を持って迎えに来てもらうよう要求した。

https://www.youtube.com/watch?v=wm2bVKdZnSY

 7日、北京は再び防疫措置のランクを上げると発表した。中高リスク地区の住民及び14日以内、当該地区で旅行滞在したことのある者が、火車、飛行機のチケットを購入することを制限し、自動車で北京に入る場合も検査及び引き返すよう勧告するという。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、鄭州市を通った自動車が北京に入る高速入口で止められ、全身白い防護服を着た警察官が、北京での居住地の党支部に連絡して、公印を持って迎えに来てもらうよう求めた。

 車に乗っていた女性は、鄭州市に住んでいるのではなく、車で通っただけだと説明した。北京警察によると、いかなる中高リスク地区と関わった人も北京に入らせてはならないこと、北京住民の場合は地元の党支部に迎えに来させることの実施を、徹底しなければならないとう命令を受けたという。

 ネットユーザーは「まず党員であって、はじめて党支部と党委員に連絡する資格がある。一般市民の場合は、居住地の委員会あるいは会社に連絡するしかない。党支部は一般市民に公印を押すわけがない。北京警察は人に無理強いしているだけだ。つまり、(北京市党委書記である)蔡奇書記は北京を守るために、圧力をかけて、北京警察がこのように一般市民が達成できない要求を出したのだ」と述べた。

(翻訳・北条)